北海道 新型コロナ「警戒ステージ」引き上げる方向で最終調整

北海道では、新型コロナウイルスの新たな感染確認が5日続けて40人以上となり、道の「警戒ステージ」を現在の最も低い段階から引き上げる方向で最終的な調整に入りました。

北海道では、新型コロナウイルスの感染状況に応じ、5つの段階に分けて必要な対策を実施する「警戒ステージ」を定めていて現在は、最も低いステージ「1」としています。

しかし、26日の時点で、医療提供体制のひっ迫状況を示す病床の数は、1段階上のステージ「2」の基準にあたる150床が満床となり、1週間あたりの新規感染者は295人に上り、基準の2倍を大きく上回っています。

このため道は、近く、専門家から意見を聞いたうえで、対策会議を開き「警戒ステージ」を引き上げる方向で最終的な調整に入りました。

ステージ「2」に引き上げられた場合、感染防止対策のさらなる徹底を図るため、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づいて、体調が悪い場合の外出の自粛や、「3密」を回避できない場所での会合の自粛を要請するほか、テレワークの推進や出勤の抑制などを求めることになっています。