インフルエンザワクチン 高齢者以外の接種始まる

新型コロナウイルスとの同時流行が懸念されるインフルエンザのワクチン。厚生労働省は重症化しやすい65歳以上の高齢者などを優先して接種を呼びかけてきましたが、26日から、それ以外の人にも接種が始まりました。

このうち広島市南区のクリニックでは、多くの人が訪れてワクチンの接種を受けていました。
クリニックによりますと、10月中旬までにインフルエンザのワクチンを接種した高齢者などは例年の5倍ほどに上っていますが、いわゆる「3密」を避けるため院内にインフルエンザ専用の受け付けの発券機を設置したことで、待ち時間は例年の半分ほどの10分程度に短縮されているということです。
接種を終えた40代の女性は、「待合室でも大勢の人と密にならず、早く終わるので助かります」と話していました。

藤元内科ファミリークリニックの藤元貴啓院長は、「インフルエンザのワクチン接種のために病院に来た人が実は新型コロナに感染していたという場合もあり得るので、できるだけ早く接種を終えるよう心がけたい」と話していました。