外食チェーン 9月売り上げ 前年比14%減 コロナで落ち込み続く

全国の主な外食チェーンの先月の売り上げは、新型コロナウイルスの影響で前の年の同じ月を14%下回り、大幅な落ち込みが続きました。

日本フードサービス協会によりますと、先月は16%の落ち込みとなった8月よりも2ポイント減少幅が縮小しましたが、新型コロナウイルスの影響がなお続いています。

業態別では、「パブ・居酒屋」が前の年の同じ月に比べ48.9%減少し、「ファミリーレストラン」が19.7%の減少と厳しい状態が続いています。

持ち帰りや宅配などの利用が伸びている「ファストフード」もなお4.5%減少しています。

日本フードサービス協会によりますと、9月後半の4連休には、焼き肉や和食などの一部のファミリーレストランで売り上げが前年並みまで回復したということです。

ただ企業の在宅勤務や宴会の自粛が続き、繁華街やビジネス街の居酒屋などは厳しい状況で「立地や業態によって回復にばらつきがある」と話しています。