東京都 新型コロナ 3人が死亡 新たに102人の感染確認

東京都は26日、都内で新たに102人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。また、入院していた医療機関や入所していた高齢者施設で、感染した70代と90代の合わせて3人が死亡したことを明らかにしました。

東京都は26日、都内で新たに10歳未満から80代までの男女、合わせて102人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が100人を超えるのは7日連続です。

年代別では、
▽10歳未満が1人
▽10代が4人
▽20代が27人
▽30代が22人
▽40代が20人
▽50代が13人
▽60代が6人
▽70代が5人
▽80代が4人です。

102人のうち、
▽およそ52%にあたる53人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、
▽残りのおよそ48%の49人は、これまでのところ感染経路が分かっていないということです。

濃厚接触者の内訳は、
▽職場内が19人と最も多く、
▽家庭内が14人
▽施設内が9人
▽会食が3人などとなっています。

このうち、施設内では16人の感染が確認されていた北区にある明理会中央総合病院で、これまでとは別の病棟で、新たに入院患者と職員の合わせて6人の感染が確認されました。都に報告された、この病院の関係者は合わせて22人となりました。

また、千葉県船橋市の物流倉庫会社「デイリートランスポート」では、従業員9人の感染が新たに確認されました。この9人の検査は都内の医療機関で行われたため、都に報告が来たということです。これで、この会社の関係者で都に報告があったのは、合わせて24人になりました。

また都は、これまでに感染を確認したと発表した人のうち8人が、検査をやり直した結果、陰性だったとして訂正しました。これで都内で感染が確認されたのは、合わせて3万127人になりました。

一方、都の基準で集計した26日時点の重症の患者は、25日より1人増えて29人でした。

男女3人が死亡

都は、70代と90代の男女3人が死亡したことを明らかにしました。都によりますと、70代の女性と90代の男性は、入院していた医療機関で、90代の女性は入所していた高齢者施設で、それぞれ感染したということです。
いずれも糖尿病などの基礎疾患があったということです。

これで都内で死亡した人は、合わせて450人になりました。

入院中や重症患者の数は

東京都によりますと、都内で26日までに感染が確認された3万127人のうち、入院中の人は25日より57人増えて1037人です。

入院患者のうち都の基準で集計した重症の患者は、25日より1人増えて29人です。

都は26日の時点で、重症の患者向けの病床を150床、中等症以下の患者向けの病床は2490床を確保しているということです。

また、自宅で療養している人は25日より11人増えて212人です。

都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は、25日より6人減って246人です。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は、25日より68人減って196人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は、2万7986人となっています。