スキージャンプ全日本選手権女子ノーマルヒル 高梨が初の4連覇

スキージャンプ全日本選手権女子ノーマルヒル 高梨が初の4連覇
新型コロナウイルスの感染拡大後、スキージャンプの初めての公式戦として長野県白馬村で始まった全日本選手権は男女のノーマルヒルが行われ、女子では高梨沙羅選手が史上初めての4連覇を果たしました。
長野県白馬村で開幕した全日本選手権は、感染拡大後ではスキージャンプの初めての国内での公式戦で、24日は男女のノーマルヒルが行われました。

選手たちは試合会場に入る際に検温をしたほか、マスクをしたままウォーミングアップをするなど、感染対策が取られました。

女子では、ピョンチャンオリンピック銅メダルの高梨選手が、1回目に94メートル50、2回目に93メートルとすべてのジャンプでK点の90メートルを超えて、合計ポイント231.5で優勝し、史上初めて大会4連覇を果たしました。

一方、男子は、昨シーズン、ワールドカップで2勝を挙げた佐藤幸椰選手が1回目に97メートル、2回目に101メートルを飛んで、合計ポイント255.2で6大会ぶりに優勝しました。

昨シーズンのワールドカップで個人総合3位に入った小林陵侑選手は6位、48歳のベテラン葛西紀明選手は16位でした。

25日はラージヒルが行われます。

高梨「試合ができる喜びかみしめている」

大会4連覇を果たした高梨沙羅選手は「やっと初戦を迎えられたので少し不安もあったが、今はこうして試合ができる喜びをかみしめている。2本目のジャンプは課題が残る内容だったので、しっかり修正して、あすに向けさらに上げていきたい」と話しました。

北京オリンピックに向けてプレシーズンとなる今シーズンは「この大会でまだまだパフォーマンス力が欠けているなと実感したので、ダイナミックなジャンプを目指して、これからも頑張っていきたい。そして、しっかり自分のジャンプを固めて世界選手権で成績を残したい」と意気込みを話していました。

優勝 佐藤「自粛期間中のトレーニングが結果に」

優勝した佐藤幸椰選手は「うれしく感じるし、結果には満足しているが、まずはこのコロナ禍で大会が開催されたということが選手にとって意味のあることだったと思う。自粛期間中に、ふだんはできない体幹やバランスのトレーニングをしっかりと時間をかけてやったことがきょうの結果に結び付いたと思う」と話しました。

そのうえで、25日のラージヒルに向けて「どの試合も大事だが、国内の試合で全選手がいちばん取りたいタイトルだと思うので、きょうの勢いを何とかあすにつなげられるようにしたい。いい準備すれば結果はついてくると自分を信じて戦いたい」と意気込みを話しました。

16位 葛西「48歳、まだまだやれる」

一方、16位だった48歳のベテラン葛西紀明選手は「体調もよく、いい感じに仕上がっていて、きょうの大会を楽しみにしていたので、6位以内に入れず残念だ」と話しました。

今シーズンは自粛期間中に、ここ数年あまり取り組んでいなかったという筋力トレーニングを積極的にしてきたということで「昨シーズンはどん底に近い不調だったが、筋力トレーニングをしっかりできたという自信がついた。

まずは、国内の大会で結果を残しワールドカップメンバーに再び入りたいし、48歳、まだまだやれるという気持ちだ」と笑顔を見せていました。

6位 小林「内容的にはこれから」

6位の小林陵侑選手は、久しぶりの公式戦に「なかなか緊張したが観客がいる中で飛べてすごくうれしかった。白馬村に来てから、いまいちかみ合っていなかったが、それがほかの選手と比べて明確になってきた。内容的にはこれからだと思う」と振り返りました。

あと1勝で日本選手最多優勝記録に並ぶワールドカップに向けて「まずは1勝を目標に頑張っていきたい。北京オリンピックと同じ会場で行われるワールドカップも楽しみだ」と話していました。