東京都 新型コロナ 203人感染確認 大学寮などでクラスター発生

東京都は24日、都内で新たに203人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。大学の運動部の寮などでクラスターが発生していて、都は、共同生活での感染防止対策の徹底を呼びかけています。

東京都は24日、都内で新たに10歳未満から80代までの男女合わせて203人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の感染の確認が200人を超えるのは7日前の今月17日以来です。

年代別では、
▽10歳未満が2人、
▽10代が13人、
▽20代が61人、
▽30代が40人、
▽40代が25人、
▽50代が25人、
▽60代が17人、
▽70代が14人、
▽80代が6人です。

203人のうち、およそ48%に当たる98人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ52%の105人は、これまでのところ感染経路が分かっていないということです。

濃厚接触者の内訳は、
▽施設内が40人と最も多く、
次いで
▽家庭内が26人、
▽職場内と会食がそれぞれ9人などとなっています。

このうち施設内では、法政大学のサッカー部の合宿所で部員と関係者合わせて18人の感染が確認されました。この合宿所では、これまでに合わせて20人の感染が都に報告されています。

早稲田大学のアイスホッケー部でも、同じ寮の部員5人の感染が確認され、これまでに合わせて6人となりました。

都は、いずれのケースもクラスターが発生したとしていて、共同生活での感染防止対策の徹底を呼びかけています。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて2万9909人になりました。

一方、都の基準で集計した24日時点の重症の患者は、23日より2人増えて25人でした。

24日に死亡が確認された人はいませんでした。

入院中の人や重症患者の数は

東京都によりますと、都内で24日までに感染が確認された2万9909人のうち、入院中の人は23日より19人減って945人です。

入院患者のうち、都の基準で集計した重症の患者は23日より2人増えて25人です。

都は24日の時点で、重症の患者向けの病床を150床、中等症以下の患者向けの病床は2490床を確保しているということです。

また、自宅で療養している人は23日より9人減って191人です。

都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は23日より6人増えて226人です。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は23日より42人増えて293人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は2万7809人となっています。