ハロウィーンは自粛を 大阪・ミナミの商店街が市長などに陳情

毎年、ハロウィーンの日に多くの仮装した人たちでにぎわう大阪・ミナミの地元の商店街が、新型コロナウイルスの影響を考慮して、ハロウィーン当日に道頓堀周辺に集まることを自粛してほしいと市民に呼びかけるよう求める陳情書を大阪市長などに提出したことが分かりました。

大阪・ミナミの繁華街では毎年、ハロウィーンの日に大勢の仮装をした若者や見物客などで混雑し、関西で最大規模の賑わいをみせます。

しかし、ことしは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためハロウィーン当日に道頓堀周辺に集まることを自粛するよう、大阪市や大阪府から呼びかけてもらおうと地元の4つの商店街が連名で、22日付けで陳情書を提出したことが分かりました。

4つの商店街のうちの1つで、道頓堀商店会の北辻稔事務局長は、「本当はたくさんの人に来てもらって飲食や買い物をしてほしいが、新型コロナのクラスターが発生してしまうと悪いイメージにつながり地元には大きな打撃になる。ことしにかぎってはできるだけ自粛してほしい」と話していました。

ハロウィーンをめぐっては東京 渋谷区の区長が22日、渋谷に来ることを自粛するよう異例の呼びかけを行っています。