シカが嫌がる鳴き声を流せる車両 接触事故防止へ JR西日本

列車とシカが接触する事故を防ごうと、JR西日本は、シカが嫌がるイヌやオオカミの鳴き声などを混ぜた音声を流して遠ざける装置を、岡山県内などを走る一部の車両に設置することになりました。

この装置は鉄道総合技術研究所が開発し、23日にJR岡山駅の車庫で報道陣に公開されました。

装置を取り付けた車両がシカが生息するとみられる場所を走行すると、シカが警戒するときに出す鳴き声や、シカが嫌がるイヌやオオカミの鳴き声などを混ぜた音声が、スピーカーから流れる仕組みになっています。

JRによりますと昨年度、岡山県内で列車とシカが接触した事故は129件と増加傾向にあるということです。

今回の装置のほか、これまでに、シカが鉄分を求めて線路に近づかないよう鉄分を含むブロックを線路から離れた場所に置いて遠ざける対策などを進めているということです。

今月27日からJR姫新線の新見駅から兵庫県の佐用駅までの区間で試験的に運用し、効果が確かめられれば実用化したいとしています。

JR西日本の前田武郎岡山気動車区長は「列車とシカの接触を少しでも減らし、お客様がより安心して安全に利用できるようにしたい」と話していました。