新型コロナ ドローンで陸上競技場の観客席を消毒実験 大津

新型コロナウイルスの感染防止対策として、ドローンを使って陸上競技場の観客席を消毒する実験が大津市で行われました。

この実験は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためドローンを使って短時間で観客席を消毒するために必要な作業員の配置などを調べようと、ドローンを活用した事業を展開する大津市の会社が行いました。

ドローンには薬剤が10リットル入る散布機が取り付けられ、「皇子山総合運動公園陸上競技場」のメインスタンドで、いすから2メートルほどの高さを往復して作業に当たりました。

22日の実験は、競技場の利用者がいたため消毒液の代わりに水が使われ、およそ30分間で3000席余りの観客席の消毒作業が行われました。

この会社では屋外のイベント会場を短時間で効率的に消毒できれば、大規模イベントの開催につながるとして、今後も実験を重ねて、実用化を目指したいとしています。

古川泰代表は「ドローンを使えば一気に効率がよくなる。消毒が実際にどれだけできるか、しっかり確かめていきたい」と話しています。