紅葉の奥入瀬渓流 コロナ対策でマイカー通行可に 青森 十和田

青森県十和田市の紅葉の名所、奥入瀬渓流では新型コロナウイルスの感染予防のため、ことしはシャトルバスの運行を取りやめてマイカーなどで通行できるようにしています。青森県では、混雑する日中の時間帯を避けるよう呼びかけています。

奥入瀬渓流は、ブナやカエデなどが広がる東北有数の紅葉の名所で、県などで作る団体は、環境保全や渋滞解消のため例年、国道102号線のうちおよそ10キロの区間で有料のシャトルバスを運行する一方で、マイカーやバイクの通行を規制してきました。

しかし、ことしはバスの車内でいわゆる「3密」が避けられないと判断してバスの運行を中止する一方、マイカーなどの通行は規制しないことにしました。

葉はまだ色づきはじめた段階ですが、多くの観光客が車で訪れていて、渓流沿いの道路は混雑していました。

奈良県から訪れた女性は「まだ紅葉は見頃ではないですが、自然の中を散策して気分爽快です」と話していました。

青森県道路課は、10月24日の土曜日と25日の日曜日は、周辺で特に激しい渋滞が予想されるとしていて、午前9時から午後3時の時間帯を避けることや、十和田湖に向かう際は、102号線ではなく「奥入瀬バイパス」を利用するよう呼びかけています。