読売旅行 北海道ツアー参加者と乗務員計12人 新型コロナに感染

大手旅行会社「読売旅行」は、今月中旬に実施した北海道ツアーの参加者と乗務員合わせて12人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。

東京に本社がある読売旅行は、10月中旬に関西から北海道の新千歳空港に移動し、バスで道内を3泊4日でまわるツアーを募集し、38人が参加しました。

会社によりますと、PCR検査の結果、22日までにツアーの参加者と乗務員のうち、40代から80代の男女12人が、新型コロナウイルスに感染したことが判明したということです。

いずれも症状は軽症か無症状だとしています。

残る参加者と乗務員のうち、17人は検査の結果陰性で、12人が検査の結果が出るのを待っています。

会社では、ツアーの期間中にまとまった感染があったと考えざるをえないとしています。

感染した1人は、出発前の健康状況のチェックシートに「せき、のどの痛み、息苦しさ、胸の痛みなどの呼吸器症状や味覚障害はあるか」の問いに「はい」と記入し提出していましたが、添乗員が見落としていたということです。

読売旅行は「感染が広がっていることが判明し、おわび申し上げます」とコメントしています。