使用済み紙おむつ リサイクルで紙おむつ量産へ ユニ・チャーム

高齢化などで紙おむつを使う人が増える中、日用品メーカー大手のユニ・チャームは、使用済みの紙おむつから紙パルプを取り出す独自の技術で新しい製品へとリサイクルする生産拠点を2030年までに国内で合わせて10か所以上建設することを明らかにしました。

これは会社が22日、東京都内で開いた会見で明らかにしたものです。

それによりますと、使用済みの紙おむつを特殊な設備を使って洗浄し、国の衛生基準を満たした良質の紙パルプを取り出す独自の技術を使って、新しい製品へとリサイクルする生産拠点を、2030年までに国内で合わせて10か所以上建設するとしています。

使用済みの紙おむつは、現状では多くが焼却処分されていて、リサイクル資源の活用や二酸化炭素の排出を抑えるための技術をどう確立するかが課題となっていました。

会社ではすでに鹿児島県で実用化に向けた実験を行っていて、今後量産に向けて、全国の自治体とも連携し、使用済みの紙おむつを効率的に回収する仕組み作りを検討するとしています。

ユニ・チャームの高原豪久社長は「消費者が共感できる価値観を発信することがメーカーに求められる今、リサイクルで価値を再生するというビジネスモデルを作り、広げていきたい」と述べました。