“娯楽やレジャー 感染拡大以前の程度に戻す” は4割 日銀調査

新型コロナウイルスの感染拡大前に比べて娯楽やレジャーの外出を減らした人は87%に上り、今後、以前の程度まで戻すという人は、このうちの4割にとどまっていることが日銀のアンケート調査で分かりました。

日銀は、個人の暮らし向きや生活意識を探るため、全国の20歳以上の人を対象にアンケート調査を実施していて、今回は先月14日までのおよそ1か月間に合わせて2200人余りから回答を得ました。

この中で、日銀が、新型コロナウイルスの感染が国内で拡大し始めたことし3月より前と比べて娯楽やレジャーの外出がどう変わったか質問したところ、「減った」と答えた人が全体の87.7%に上りました。

次に「減った」と答えた人に今後の外出予定を尋ねたところ、「増やす」が1.5%で「徐々に以前の程度まで戻す」も40.7%にとどまりました。

一方、「減らす」は35.8%、「変えない」は21.5%でした。

これについて日銀は、「引き続き休みの日などの外出には慎重な人が多いことがうかがえる。観光需要の喚起策『Go Toトラベル』の効果などで個人の意識がどのように変化するのか注意深く見ていきたい」としています。