
東京都 新型コロナ 3人死亡 185人感染確認 100人以上は3日連続
東京都は、22日、都内で新たに185人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都の担当者は、「新たなクラスターが起きれば爆発的に増える可能性があり、引き続き注意が必要だ」としています。
また、都は、感染が確認されていた50代と70代、80代の男女3人が死亡したことを明らかにしました。
東京都は、22日都内で新たに10歳未満から90代までの男女あわせて185人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
都内で1日の感染の確認が100人以上となるのは3日連続です。
年代別では、▽10歳未満が3人、▽10代が12人、▽20代が42人、▽30代が42人、▽40代が25人、▽50代が27人、▽60代が18人、▽70代が9人、▽80代が5人、▽90代が2人です。
185人のうち、▽38%にあたる71人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、▽残りの62%の114人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。
濃厚接触者の内訳は、▽家庭内が32人と最も多く、次いで▽職場内が14人、▽施設内と会食がそれぞれ7人などとなっています。
このうち施設内の感染では、クラスターが発生している足立区の大内病院で新たに入院患者2人の感染が確認され、都に報告されたのはあわせて62人になりました。
これで都内で感染が確認されたのはあわせて2万9520人になりました。
185人の感染が確認されたことについて、都の担当者は、「数が多くなる傾向にある木曜日としては200人を下回っていて少ない感じがするが、1週間の合計で見ると高止まりの状態だ。新たなクラスターが起きれば爆発的に増える可能性があり、引き続き注意が必要だ」としています。
一方、都の基準で集計した22日時点の重症の患者は、21日と同じ24人でした。
また、都は、これまでに感染が確認されていた50代と70代、80代の男女3人が死亡したことを明らかにしました。
このうち50代の男性と70代の男性は基礎疾患があったということです。
これで都内で死亡した人はあわせて442人になりました。
入院や重症者、療養者などは
▽入院患者のうち都の基準で集計した重症の患者は、21日と同じ24人です。
都は22日の時点で、重症の患者向けの病床を150床、中等症以下の患者向けの病床は2490床を確保しているということです。
また、自宅で療養している人はきのうより15人減って187人です。
都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人はきのうより26人減って242人です。
このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人はきのうより41人増えて250人です。
一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は2万7455人となっています。