上川法相が岐阜刑務所を視察 感染防止対策徹底の意向示す

いわゆる「3つの密」が発生しやすい刑務所での新型コロナウイルス対策を確認するため、岐阜市の刑務所を訪れた上川法務大臣は、インフルエンザとの同時流行に備えて、感染対策を徹底する考えを示しました。

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、法務省は刑務所などの矯正施設は「3つの密」の条件が重複しやすいとして、新たに施設に入る受刑者については2週間、個室に隔離することなどを定めています。

こうした中、上川法務大臣は、定めた対策が徹底されているかを確認するため、22日午前、岐阜市の岐阜刑務所を視察しました。

上川大臣は、感染者が出た場合に備えて、施設内に新たに設けた隔離エリアなどを視察し、担当者から感染者を収容する手順などについて説明を受けました。
視察後、上川大臣は記者団に対し「秋冬のインフルエンザの流行が重なる時期に備えて、さまざまなリスクを想定しながら、感染が拡大しない対応ができるよう取り組んでいきたい」と述べました。