スーパー9月売上 前年同月比4.6%減 衣料品など外出自粛影響

スーパー9月売上 前年同月比4.6%減 衣料品など外出自粛影響
全国の主なスーパーの先月の売り上げは、去年の同じ月と比べて4.6%減少し、5か月ぶりに去年の実績を下回りました。新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で衣料品などの売り上げが大幅に落ち込んだためです。
日本チェーンストア協会によりますと、全国の主なスーパー1万851店の先月の売り上げは1兆150億円でした。去年の同じ月も営業していた既存店での比較では4.6%の減少となり、5か月ぶりに去年の実績を下回りました。

新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で、衣料品の売り上げが去年の同じ月と比べて23.5%減少したほか、家電や家具などの住居関連も、消費税率の引き上げを前に去年9月に駆け込み需要があった反動で13.4%減ったことが響きました。

日本チェーンストア協会の井上淳専務理事は「経済活動が徐々に再開し、人の移動も増える傾向にあるが雇用や賃金の動向によっては節約志向が高まり消費への影響が出ないか懸念している」と話しています。