白物家電 上半期出荷額 10年間で2番目の高水準 背景に巣ごもり

白物家電 上半期出荷額 10年間で2番目の高水準 背景に巣ごもり
エアコンなどいわゆる白物家電の今年度上半期の国内出荷額は、上半期としては昨年度に次いで、過去10年間で2番目に高い水準となりました。業界団体は、新型コロナウイルスの影響で家で過ごす時間が長くなった人の巣ごもり需要が背景にあると分析しています。
日本電機工業会によりますと、ことし4月から先月までの今年度上半期の白物家電の国内出荷額は1兆3696億円で、昨年度の上半期より0.8%減少しました。

ただ、上半期としては、過去10年間で2番目に高い水準です。

このうち出荷額が増えたものでは、空気清浄機がプラス66.9%、ホットプレートはプラス52.7%と、いずれも大幅な増加となりました。

また、エアコンも出荷台数が上半期としては過去最高になりました。

業界団体は、4月から5月にかけては、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響で伸び悩んだものの、6月以降は現金10万円の一律給付に加えて、家で過ごす時間が長くなった人の巣ごもり需要で調理家電やエアコンの需要が伸びたことが背景にあると分析しています。