タイ反政府デモ 警察がネットメディアへの圧力強める構え

タイ反政府デモ 警察がネットメディアへの圧力強める構え
反政府デモが続くタイで警察は、デモの様子をインターネットで伝える地元のメディアに法令違反がないかどうか関係当局に調査を求めました。メディアへの圧力を強める構えを見せ、けん制するねらいもあるとみられます。
タイでは若者たちがプラユット首相の辞任や王制改革などを求める大規模なデモを連日、各地で同時多発的に起こしていて、18日も首都バンコク中心部の大通りの交差点など複数の場所で抗議活動を行い、警察の発表でおよそ2万人が参加しました。

こうした中、タイの警察は19日、地元の4つのインターネットメディアに関して、報道内容の一部が「不安をあおったり誤った認識を広めたりして国内の治安の乱れを招く可能性がある」として、法令違反がないかどうか関係当局に調査を求めたと明らかにしました。

バンコクでは今月15日に非常事態宣言が出され集会が禁止されていますが、これらのメディアはデモの現場や警察の対応を中継で伝え、多くの若者に視聴されています。

記者会見した警察の担当者は「報道の自由を制限するつもりはない」と話しましたが、非常事態宣言が出されたあとも連日デモが続いていることから、メディアへの圧力を強める構えを見せ、けん制するねらいもあるとみられます。

反政府デモは6日連続

タイでは14日に始まった若者たちによる大規模な反政府デモが19日で6日連続で続いています。

デモを主導する若者たちは警察をかく乱して取締りを遅らせようと、時間と場所をSNS上で突如発表する手法でデモを繰り返していて、19日はこれまでに首都バンコクとその周辺の3か所で呼びかけられました。

そしてSNSを確認した若者らが「プラユットはやめろ」などと声を上げながら集まり、取締りを強化する警察に対しても徹底して対抗する構えです。