プロ野球 斉藤コミッショナー 日本シリーズの観客上限増に意欲

プロ野球 斉藤コミッショナー 日本シリーズの観客上限増に意欲
プロ野球とサッカーJリーグによる新型コロナウイルスの対策連絡会議が開かれ、プロ野球の斉藤惇コミッショナーは、横浜スタジアムで満員に近い観客を入場させて実証実験が行われることを歓迎したうえで、日本シリーズでの観客数の上限引き上げに意欲を示しました。
プロ野球とJリーグでは先月から観客を会場の収容人数の半分まで入れて試合を開催していますが、神奈川県やDeNAなどは横浜スタジアムで行われるプロ野球の試合で、観客の収容率の上限を今月30日は80%、31日は90%、来月1日は100%にそれぞれ設定し、最新の技術を使って感染防止策やその効果を検証する実証実験を行うことになりました。
19日の対策連絡会議では、この実証実験について情報が共有され、プロ野球の斉藤コミッショナーは会議後の会見で「できるだけリスクを抑えながら現実の社会活動をやっていくのがテーマ。みんなでどの程度までなら受け入れられるのか、どの程度超えては危ないのか、やっていくしかない」と述べ、観客数の引き上げを見据えた実証実験を歓迎しました。

また、来月21日からの日本シリーズの観客数について、斉藤コミッショナーは「こちらが勝手に50%以上と言いだすことを今の状況ではできない」としたうえで、「試合を見たいという方がたくさんいるので、60%、70%、80%になればうれしいと思う。頻繁に官邸筋とも会話をさせていただいている。できるだけたくさんの方が安全に入られるようにしたい」と観客数の上限の引き上げに意欲を示しました。