オンラインで世界各地つなぎ仮想の自転車レース 宇都宮

オンラインで世界各地つなぎ仮想の自転車レース 宇都宮
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新型コロナウイルスの影響で中止になった自転車の国際レースの代わりに世界各地をオンラインでつなぎ、インターネット上で仮想のレースを行うイベントが、17日夜、宇都宮市で開かれました。
宇都宮市で毎年秋に行われている自転車の国際レース、「ジャパンカップ」が新型コロナウイルスの影響でことしは中止になり、その代わりとして、インターネット上で仮想のレースを行う「デジタルジャパンカップ」が17日夜、初めて開かれました。

選手がその場に固定された自転車に乗り、ペダルをこぐと走った距離が推計されてインターネット上でレースが展開していく仕組みで、国内外の自転車のプロ選手、およそ40人が出場しました。

このうち栃木県内の5人の選手は宇都宮市内のイベント広場でレースに臨み、およそ1時間にわたって大粒の汗を流しながらこぎ続けました。

会場に設置された大型のスクリーンには、レース展開に応じて実際のジャパンカップで使うコースの映像が表示され、観戦に訪れた人たちが映像を通してレースの雰囲気を楽しんでいました。

栃木市から観戦に来た男性は「コロナ禍だからこそオンラインで世界とつながる大会ができたと思います。自転車だけでなくほかの競技も見てみたいです」と話していました。