東京都 新型コロナ 235人の感染確認 3人死亡

東京都 新型コロナ 235人の感染確認 3人死亡
東京都は17日、都内で新たに235人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したほか、これまでに感染が確認された3人が死亡したことを明らかにしました。
新たな感染者のうち、家庭内での感染が50人確認されたほか、クラスターが発生していた大学の運動部やデイサービスでの感染が相次いでいます。
東京都は17日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて235人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では、
▽10歳未満が6人、
▽10代が13人、
▽20代が64人、
▽30代が44人、
▽40代が36人、
▽50代が30人、
▽60代が11人、
▽70代が18人、
▽80代が10人、
▽90代が3人です。

235人のうち、
▽およそ44%にあたる103人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、
▽残りのおよそ56%の132人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳は、
▽家庭内が最も多く50人、
▽次いで施設内が16人、
▽職場内が11人、
▽会食が9人、
▽夜間営業する接待を伴う飲食店の関係者が4人などとなっています。

家庭内での感染では、家族5人が全員感染するケースが2組あったということです。

施設内の感染では、クラスターが発生していた日本大学の空手部で新たに3人の感染が確認され、都に報告されたのは空手部だけで34人になりました。

また、大田区のデイサービスでは職員1人と80代から90代の利用者4人の感染が新たに確認され、この施設では合わせて22人の感染が都に報告されています。

1日の感染の確認が200人を超えるのは、15日以来です。これで都内で感染が確認されたのは合わせて2万8839人になりました。

一方、都の基準で集計した17日時点の重症の患者は16日より2人減って23人でした。

また、都は、これまでに感染が確認された60代の男性と70代の女性、それに90代の男性の合わせて3人が死亡したことを明らかにしました。全員、基礎疾患があったということです。

これで都内で死亡した人は合わせて434人になりました。

感染者の状況は 入院997人 重症患者23人

東京都によりますと、都内で17日までに感染が確認された2万8839人のうち、入院中の人は16日より5人減って997人です。

入院患者のうち都の基準で集計した重症の患者は16日から2人減って23人です。

都は17日の時点で、重症の患者向けの病床を150床、中等症以下の患者向けの病床は2490床を確保しているということです。

また、自宅で療養している人は16日より1人増えて235人です。

都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は16日より2人増えて334人です。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は16日より66人増えて365人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は2万6474人となっています。