Go Toトラベル 地域ごとの予算枠適用を当面見送り 赤羽国交相

Go Toトラベル 地域ごとの予算枠適用を当面見送り 赤羽国交相
観光需要の喚起策「Go Toトラベル」で、赤羽国土交通大臣は16日の会見で、キャンペーンの効果に偏りがないよう、地域ごとに設けていた予算の枠の適用を、当面、見送ることを明らかにしました。
「Go Toトラベル」について政府は、キャンペーンの効果に偏りが出ないように、全国を13の地域に分けて、地域ごとに予算を配分していました。

しかし、予算枠を使い切った旅行予約サイトなどが割り引きの上限を引き下げたり、一部の地域の旅行商品が売り切れたりする動きが出たため、追加の予算を配分することにしました。

これに関して赤羽国土交通大臣は「利用者からキャンペーンを使って旅行に行けない地域があるという声も出ていた。地域ごとの枠は外して機動的に利用できるようにしたい」と述べて、地域ごとに設けていた予算の枠の適用を、当面、見送ることを明らかにしました。

そのうえで赤羽大臣は「7月豪雨の被災地では、Go Toトラベル事業をスタートできていない状況なので配慮する。それと同様に、効果に偏りが出た場合にはしっかり対応を検討したい。なるべく公平感が残る形で対応したい」と述べて、今後、利用状況を見ながら予算配分の在り方を検討する考えを示しました。