特別支援学校を対象 オンラインで明日香村古墳の社会見学

特別支援学校を対象 オンラインで明日香村古墳の社会見学
新型コロナウイルスの影響で外出が難しい子どももいる特別支援学校を対象に、オンラインで奈良県明日香村の古墳の社会見学が行われました。
この社会見学は、東京の大手電機メーカーの子会社が、全国の特別支援学校を対象に毎年行っていて、ことしは明日香村の明日香養護学校をはじめ、北海道や福岡県などの14校が参加しました。

オンライン会議システムを通じて、明日香村教育委員会の担当者が2つの古墳を紹介し、飛鳥時代の権力者、蘇我馬子の墓とされる石舞台古墳では石室の天井の石が70トンあることなどを説明していました。

明日香養護学校高等部の2年生、島川宙士さんは「改めて地元の古墳を知ることができ、勉強になりました。全国の人に自分たちの村を知ってもらえてうれしいです」と話していました。

明日香養護学校の小村陽介教諭は「外に出ると、どうしても不特定多数の人と接触することになる。こういった試みは、大変よいことだと思います」と話していました。