岩手名物「わんこそば」全国大会 コロナの影響で開催断念へ

岩手名物「わんこそば」全国大会 コロナの影響で開催断念へ
岩手県の名物「わんこそば」を制限時間内に何杯食べられるかを競う2つの全国大会について、主催するそれぞれの団体は、新型コロナウイルスの影響を考慮して、開催を断念する方針であることがわかりました。
このうち盛岡市で毎年11月ごろ開かれる「全日本わんこそば選手権」は、ことし35回目となる予定でしたが、主催する団体によりますと、新型ウイルスの影響で開催を断念する方針だということです。

背景には、わんこそばを提供する飲食店の売り上げの落ち込みで、大会への協力が難しくなっていることや、参加者だけでなくそばを提供する「給仕」など、運営側の感染対策が必要なことなどがあるということです。

主催する盛岡三大麺普及協議会の馬場暁彦副会長は「開催できないのは残念だが、店が苦しい状況でもありやむをえない。来年の開催に向けて努力したい」と話していました。

また、例年2月に花巻市で、別のわんこそばの全国大会を開いている花巻青年会議所も「中止の方向で検討している」と話していて、新型ウイルスは岩手県の名物イベントにも影響を及ぼしています。