大学入学共通テスト 53万人余出願 ほとんどが初回の試験日希望

大学入学共通テスト 53万人余出願 ほとんどが初回の試験日希望
来年1月に初めて実施される大学入学共通テストの志願者数は53万人余りとなりました。新型コロナウイルスの影響を考慮して試験日程を2回設けましたが、ほとんどの人が初回の試験日を希望し、大学入試センターは「受験生が安心して臨めるように準備を進めたい」としています。
およそ30年続いた大学入試センター試験に代わり、大学入学共通テストが来年1月に初めて行われます。

大学入試センターのまとめによりますと出願者は53万5244人で、ことし行われた最後のセンター試験と比べて2万2455人減りました。

また、新型コロナウイルスの影響で休校が長期化し学習が遅れたことなどを考慮して、本試験は来年1月16日と17日の2日間と、その2週間後の1月30日と31日の2日間の2回の日程を設けましたが、出願書類の確認が終わった53万1907人のうち、2回目の日程を希望した人は789人にとどまり、ほとんどが初回の日程を希望したということです。

大学入試センターは、「初回に希望が集中した理由は分からないが、日程にかかわらず受験生が安心して臨めるように準備を進めたい」としています。