高校生の就職活動 コロナ影響で希望と違う仕事選択も 宮崎

高校生の就職活動 コロナ影響で希望と違う仕事選択も 宮崎
高校生の就職活動が16日から始まりますが、新型コロナウイルスの影響が続く中、就職先の希望を地元の企業に変更する動きも出ています。宮崎県では企業の求人も減る中、当初の希望とは違う仕事を選ばざるをえない生徒もいます。
宮崎市にある私立の日章学園高校の調理科に通う中武千奈さんは「調理だけでなく接客の技術も学びたい」と当初、県外のレストランやホテルへの就職を考えていました。

しかし新型コロナウイルスの影響が続く中、保護者の意見を受けて県内の企業に希望を変更しました。

ところが、高校生に対する求人は宮崎県内でも2割近く減っていて、特に中武さんの希望する「宿泊・飲食サービス業」は3割以上の減少となっています。

進路指導の教員などと話し合いを重ねた結果、中武さんはレストランなどへの就職を諦め、求人がより安定している病院の給食調理などの仕事を目指すことにしたということです。

中武さんは「就職を機に、県外に出たいという思いも、レストランで働く希望もどちらもかなわず、ちょっと悔しいなと感じています。まずは県内で活躍できるよう頑張ります」と話していました。

学校によりますと、およそ100人の生徒がいる調理科では例年30人ほどが県外に就職しますが、ことしは県外就職を目指す人は10人ほどにとどまり、県内志向が強まっているということです。

日章学園高校の藤邦弘進路指導部長は「ことしは県内や九州内で就職先を探す生徒が多い。調理やサービスといった業種は求人が特に少なく厳しい状況だが、生徒をしっかり支援していきたい」と話していました。