都内のボクシングジム会長 感染予防ガイドライン違反で処分

都内のボクシングジム会長 感染予防ガイドライン違反で処分
関東地方などのプロボクシングジムのオーナーでつくる東日本ボクシング協会は、都内のジムの会長が新型コロナウイルスの感染拡大予防のガイドラインに違反したとして、罰金50万円の処分を決めました。
東日本ボクシング協会によりますと、東京 品川区にあるワタナベジムの渡辺均会長は先月、東京・後楽園ホールで、合わせて3日間行われた試合でチケットを購入していないにもかかわらず、座席での観戦のほか、禁止されている立ち見を繰り返したうえ、主催者の再三の注意にも従わなかったということです。

協会は、14日の理事会で渡辺会長の行動がプロボクシングの感染拡大予防のガイドラインに違反する重大な問題だとして、協会の会則に基づき、渡辺会長に対し罰金50万円の処分としました。

協会によりますと、渡辺会長は指摘された内容について認めているということです。

東日本ボクシング協会の新田渉世事務局長は「重大な問題だ。ガイドラインの違反については厳しく対処していきたい」と話しています。

プロボクシングのガイドラインでは、観客に感染者が出た際の特定などにつなげようとすべての座席を指定にして、立ち見を禁止しています。