「鉄道の日」JR南伊予駅で7か月遅れの開業記念式典 愛媛

「鉄道の日」JR南伊予駅で7か月遅れの開業記念式典 愛媛
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14日は日本初の鉄道の開業にちなんだ「鉄道の日」です。ことし3月に開業した愛媛県伊予市のJR南伊予駅では、新型コロナウイルスの影響で延期されていた記念の式典が開かれました。
南伊予駅は、JR四国の車両基地の新設に伴い、宇和島市と高松市を結ぶ予讃線の利便性を高めようと、ことし3月14日、四国内の駅としては12年ぶりに開業しました。

14日は、新型コロナウイルスの影響で延期されていた記念式典が「鉄道の日」にあわせる形で開かれ、関係者およそ20人が参加しました。

はじめにJR四国の半井真司会長が「南伊予駅を中心に、このエリアがよりよい町になることを願います」とあいさつしました。
続いて、開業を記念してJR四国のイメージキャラクターが描かれたヘッドマークが、伊予市の武智邦典市長に贈られました。

駅の向かい側の花壇にはアジサイが植樹され、来年の開花の時期には利用者を癒やすということです。

JR四国によりますと、新型コロナの影響で鉄道全体の利用が減る中、南伊予駅の1日の利用者はおよそ140人と、当初の見込みには達していないものの堅調だということです。

半井会長は「松山市にも近く、地元の方々の利便性の向上とともに、JR四国としても予讃線の発展にもつがることを期待している」と述べました。