大学入学共通テスト 新型コロナ対策の素案まとめる 文科省

大学入学共通テスト 新型コロナ対策の素案まとめる 文科省
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大学入学共通テストをめぐり、文部科学省は、新型コロナウイルス対策の素案をまとめ、これまで認めないとしてきた14日間の健康観察中でも、受験当日に無症状であることを条件に受験を認めるなどとしているほか試験会場の定員を半分程度以下に抑えるとしています。
来年から実施される大学入学共通テストをめぐり、文部科学省は、新型コロナウイルス対策の素案をまとめました。

それによりますと、試験会場の定員を半分程度以下に抑え、1つの受験科目が終わるごとに、少なくとも10分程度、換気するほか、昼食の際は、会話を控え、それぞれの席で食事をとるよう指示するとしています。

一方、保健所から濃厚接触者とされて、14日間の健康観察中の受験生は、これまで受験を認めないとしてきましたが、受験の当日も無症状で、公共交通機関を利用せずに移動し、別室で受験することなどを条件に、受験を認めるとしています。

こうした文部科学省の素案について、政府は、15日、専門家による分科会を開いて意見を聴いたうえで、実施に向けて周知を進めることにしています。