「デジタル通貨」透明性確保までは発行控えるべき 麻生財務相

「デジタル通貨」透明性確保までは発行控えるべき 麻生財務相
G7=主要7か国の財務相・中央銀行総裁会議が日本時間の13日夜、開かれ、各国の中央銀行が研究を進める電子的な法定通貨、「デジタル通貨」などについて意見が交わされました。終了後、麻生副総理兼財務大臣は「中国を含めて導入に対する動きを念頭に置いたものだ」と述べ、透明性などが確保されるまでは発行を控えるべきだという考えを示しました。
G7の財務大臣と中央銀行総裁によるテレビ会議は日本時間の13日夜9時ごろから行われ、日本からは麻生副総理兼財務大臣と日銀の黒田総裁が出席しました。

会議では、中国が「デジタル人民元」の実証実験を始めるなど各国の中央銀行が研究を進める「デジタル通貨」について意見が交わされました。

会議の終了後、麻生大臣は記者会見で「透明性や法の支配などの条件を満たしていないデジタル通貨については、注意喚起を行っていく必要があると発言したが、中国を含めて導入に対する動きを念頭に置いたものだ」と述べ、透明性などが確保されるまで発行を控えるべきだという考えを示しました。

「デジタル通貨」をめぐっては、日銀も来年度の早い時期に日銀内で第1段階の実証実験を始めることを目指しています。

黒田総裁は記者会見で「さまざまな環境の変化に的確に対応できるよう、しっかり準備していくことが必要だ」と述べ、今後、具体的な検証を進めていく考えを示しました。