三重県 来年の国体 開会式の規模縮小 選手はオンライン参加に

三重県 来年の国体 開会式の規模縮小 選手はオンライン参加に
来年秋に三重県で開催される国体=国民体育大会について、三重県は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、開会式の出席者や会場の規模を大幅に縮小する一方、出場選手がオンラインで開会式に参加できる仕組みを整える方針を固めたことがわかりました。
三重県で来年9月25日から10月5日まで開かれる「三重とこわか国体」について、三重県の鈴木知事は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、大会の運営方法を見直すことを表明しています。

これについて三重県は、多くの人が集まる開会式と閉会式について、規模を大幅に縮小する方針を固めたことが、関係者への取材でわかりました。

このうち開会式は、当初およそ3000人の出席を想定していた、47都道府県の選手団を250人程度におさえ、式の全体の出席者も当初の1万3000人から800人程度に減らす方針です。
これに伴い、開会式の会場を伊勢市の陸上競技場から、津市にある三重県総合文化センターに変更し、出席者を複数のホールに分散させることで、感染拡大のリスクを抑えるとしています。

一方、三重県は開会式の会場と各地をオンラインで結び、出場選手がリモートで式典に参加できる仕組みを整え、感染拡大の防止と全国規模のスポーツ大会の開催の両立を図る考えです。

こうした方針について、鈴木知事は14日午後に開かれる国体の実行委員会で、表明することにしています。

一方、新型コロナウイルスの影響でことしの開催を断念した鹿児島での国体は2023年に開催されることが決まっています。