高島屋 8月まで半年間の決算 232億の最終赤字 店舗休業などで

高島屋 8月まで半年間の決算 232億の最終赤字 店舗休業などで
大手デパートの高島屋のことし8月までの半年間の決算は、最終的な損益が232億円の赤字となりました。新型コロナウイルスの感染拡大による店舗休業に加え、外国人旅行客の売り上げの大幅な落ち込みが響きました。
高島屋が発表したグループ全体のことし8月までの半年間の決算は、売り上げが2973億円で去年の同じ時期より34.4%減少し、最終的な損益は232億円の赤字でした。

新型コロナウイルスの感染拡大で、4月から5月にかけて多くの店舗が休業し、再開後も来店客の落ち込みが続いていることに加え、外国人旅行客の売り上げがほとんどなくなったことも響きました。

また高島屋は、来年2月までの1年間の業績の見通しについて、来店客の落ち込みがしばらく続くと想定していることなどから、最終的な損益は365億円の赤字と予想しています。

村田善郎社長は「売り上げは徐々に戻りつつある。ただ、コロナ前の水準にいつ回復するか見通すのは難しく、コストの削減やネット通販の事業を強化していきたい」と述べました。