高校3年生などへの一律2万円給付案 議論継続へ 自民 調査会

高校3年生などへの一律2万円給付案 議論継続へ 自民 調査会
大学受験を控えた高校3年生を中心に一律2万円の給付金を設ける案について、自民党の教育再生調査会では、出席者から「受給対象者に所得制限を設けるべきではないか」という指摘などが相次ぎ、引き続き議論することになりました。
新型コロナウイルスの影響によって、受験生や就職活動を控えた高校3年生を取り巻く環境が厳しくなっているとして、公明党は、高校3年生や浪人生を対象に、大学入学共通テストの受験料に相当する一律2万円の給付金を設けるよう提言しています。

これについて13日開かれた自民党の教育再生調査会では、出席者から「受給対象者に所得制限を設けるべきではないか」という指摘や、「浪人生にまで支給するのは説明がつかない」などという意見が相次ぎ、引き続き議論することになりました。

このあと、会長を務める柴山昌彦元文部科学大臣は、記者団に対し、「予算をつかって実施するだけの細部や考え方が煮詰まっていないという議論だった。きょうの指摘を踏まえて与党案を詰めたい」と述べました。