スカイマーク 来春新卒の採用中止に 新型コロナの影響続く

スカイマーク 来春新卒の採用中止に 新型コロナの影響続く
航空会社のスカイマークは、新型コロナウイルスの影響で今後の事業環境を見通すことが困難だとして、来年春に卒業する大学生などを対象とした採用を中止すると発表しました。
スカイマークは、来年春に卒業する大学生などを対象にパイロットや客室乗務員のほか、整備士や事務系スタッフなどを採用する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でことし5月以降、採用活動を中断しています。

その後、8月にシステム開発などを行うIT部門の採用を再開しましたが、今月も国内線の37%余りを運休や減便とするなど、新型コロナウイルスの影響が続いています。

このため会社では、今後の事業環境を見通すことが困難だとして、パイロットや客室乗務員などIT部門以外の職種については採用を中止すると発表しました。

スカイマークは、来年春に卒業する大学生などの採用予定の人数について明らかにしていませんが、今年度はおよそ200人が入社したということです。

ただ、空港での接客や荷物の積み込みなどを行う職種で、すでに内定が固まっている学生については取り消さず、そのまま採用するとしています。

航空各社では、ANAホールディングスや日本航空もパイロットや障害者など、一部を除いて採用活動を中止していて、新型コロナウイルスの影響が広がっています。