コロナ感染予防で旅客機に“マスク”デザイン インドネシア

コロナ感染予防で旅客機に“マスク”デザイン インドネシア
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新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないインドネシアで、地元の航空会社がマスクをつけたデザインの旅客機の運航を始め、感染防止の呼びかけに一役買っています。
インドネシアでは新型コロナウイルスの感染者が11日の時点で33万3449人に上り、1日の新たな感染者も連日4000人を超えています。

こうした中、国営のガルーダ・インドネシア航空は旅客機がマスクをつけているように見える塗装を施した機体の運航を始めていて、12日は、新たに塗装した2機目を報道陣に公開しました。
デザインは一般公募で選ばれたもので、機首を覆うマスクにはインドネシア固有のコモドオオトカゲをモチーフにしたカラフルなイラストが描かれ、機体の側面にはインドネシア語で「マスクをつけよう」とペイントされています。

航空会社は1機目の運航を今月2日から国内線と、ジャカルタと羽田を結ぶ便を含む国際線で始めていて、SNS上では「旅客機ですらマスクをしている」とか「いつか乗ってみたい」などと注目され、マスク着用の呼びかけに一役買っています。

ガルーダ・インドネシア航空のイルファン・セティアプトラ社長は「政府が主導するマスク着用の呼びかけを支援するとともに、インドネシアが感染の拡大を懸念し、真剣に対策に取り組んでいることをこの機体を通じて伝えたい」と話していました。