特別コースで遊覧飛行 航空機の利用促進も 山形

特別コースで遊覧飛行 航空機の利用促進も 山形
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新型コロナウイルスの影響で飛行機の利用者数が落ち込む中、山形空港ではふだん飛行していないコースの上空から山形県内の景色を楽しんでもらう遊覧飛行が行われました。
これは、新型コロナウイルスの影響で飛行機の利用者数が落ち込む中、移動手段としてだけではなく空の旅そのものを楽しんでもらおうと、日本航空と旅行会社、それに山形県が、県民向けに1日限定で企画しました。

政府の観光需要の喚起策「Go Toトラベル」の対象で、11日は家族連れなど88人が検温などをしてから飛行機に乗り込み、空港の関係者などが見送る中、東根市にある山形空港から飛び立ちました。
コースは山形空港を離陸して観光地として知られる蔵王を通ったあと、山形県と秋田県にまたがる鳥海山などの上空を飛行し、1時間40分ほどかけて再び山形空港に戻ります。
乗客たちは、ふだんはあまり目にすることがない地元の景色を窓から楽しんでいました。

小学4年生の男の子は「飛行機に乗るのは2回目ですが、自分の小学校を空から見ることができてすごいと思いました。また乗ってみたいです」と話していました。

企画した日本航空東北支店の田中剛一支店長は「新型コロナウイルスの影響を受ける今こそ、新しい発想で飛行機を利用してもらえる環境を作っていきたい」と話していました。