津波で妻と娘を亡くした男性が祈り 東日本大震災から9年7か月

津波で妻と娘を亡くした男性が祈り 東日本大震災から9年7か月
k10012658431_202010111215_202010111217.mp4
東日本大震災の発生から11日で9年7か月です。
宮城県名取市では津波で妻と娘を亡くした男性が、月命日のこの日も仏壇の前で静かに手を合わせ、祈りをささげました。
宮城県名取市では9年7か月前の震災で900人以上が亡くなりました。

市内の災害公営住宅で1人で暮らしている松浦正一さん(72)は11日、津波で亡くなった妻の典子さん(当時63)と、娘の裕子さん(当時36)の遺影の前で祈りをささげました。

松浦さんは、名取市閖上地区にあった自宅が津波で流され、仮設住宅などでの生活を経て3年前からは災害公営住宅で暮らしています。

松浦さんは、毎朝、自宅にある2人の遺影が並んだ仏壇に声をかけているということで、11日はお茶など供えたあと「おはよう。雨なので午後からお墓参りにいきますね」などと話しかけ、静かに手を合わせました。

松浦さんは「2人が亡くなったのを知った時は残念でなりませんでしたが、まもなく震災から10年を迎えるということで、少しずつ気持ちも落ち着いてきたように思います。2人には、これからも元気に過ごせるように見守っていてくださいと、話しかけたいです」と話していました。