東京都 新型コロナ 249人感染確認「20人規模のクラスターも」

東京都 新型コロナ 249人感染確認「20人規模のクラスターも」
東京都は、10日都内で新たに249人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都の担当者は「20人規模のクラスターが2つ確認されているので、10日の発表は200人を大きく超えている。ただ、少ない数字ではないので引き続き感染防止に努めてほしい」としています。
東京都は、10日都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて249人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では、
▽10歳未満が6人、
▽10代が23人、
▽20代が64人、
▽30代が42人、
▽40代が32人、
▽50代が31人、
▽60代が17人、
▽70代が18人、
▽80代が15人、
▽90代が1人です。

1日の感染の確認が200人を超えるのは3日連続です。

都の担当者は「20人規模のクラスターが2つ確認されているので、きょうの発表は200人を大きく超えている。ただ、少ない数字ではないので引き続き感染防止に努めてほしい」としています。

249人のうち、およそ45%にあたる112人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ55%の137人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者のうち、施設内の感染が54人と最も多く、家庭内が22人、職場内が9人、会食が8人、夜間営業する接待を伴う飲食店の関係者が4人などとなっています。

このうち都内の大学の運動部で男子部員22人の感染が確認され、この運動部の関係でこれまでに都に報告された感染者は合わせて24人になりました。

また足立区の医療法人社団大和会大内病院で、新たに患者と看護師などの職員合わせて23人の感染が確認され、この病院の関係でこれまでに都に報告された感染者は合わせて28人になりました。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて2万7569人になりました。

一方、都の基準で集計したきょう時点の重症の患者は、9日より3人増えて24人でした。

また、きょう死亡が確認された人はいませんでした。

入院中の患者 重症患者は

東京都によりますと都内で10日までに感染が確認された2万7569人のうち、入院中の人は9日より2人増えて1008人です。

入院患者のうち、都の基準で集計した重症の患者は9日から3人増えて24人です。

都は10日の時点で、重症の患者向けの病床を150床、中等症以下の患者向けの病床は2490床を確保しているということです。

また、自宅で療養している人は9日より5人減って339人です。

都が開設・運用している8つのホテルで療養している軽症や無症状の人はきのうより13人増えて251人です。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人はきのうより81人増えて406人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は2万5144人となっています。