キルギスで非常事態宣言 大統領辞任意向も混乱収束せず

議会選挙の結果をめぐって混乱が続く中央アジアのキルギスでは、ジェエンベコフ大統領が9日、辞任する意向を示したものの抗議活動は収まらず、首都で非常事態が宣言されるなど混乱が収束する見通しは立っていません。
中央アジアのキルギスでは4日に行われた議会選挙で不正があったとして野党の支持者が抗議活動を行い、首相などが辞任したのに続き、ジェエンベコフ大統領は9日、法に基づいて新たな政府ができ、秩序を取り戻せば、大統領を辞任する意向を示しました。

しかし首都ビシケクでは、その後も野党の支持者らが大統領の早期辞任を求める抗議活動などを行ったため、ジェエンベコフ大統領はビシケクに非常事態を宣言して外出制限などを行うとしていますが、混乱が収束する見通しは立っていません。

キルギスの状況についてロシア大統領府のペスコフ報道官は、「混とんとした状況だが一刻も早く安定することを望む」と述べたほか、周辺の中央アジア4か国の大統領も共同で声明を発表し、「キルギスの安定は地域の安全にとって大事な要素だ」と事態の収拾を求めました。

ロシアをはじめとした旧ソビエト各国では、ベラルーシに続きキルギスでも、反政権の動きが強まり混乱が相次いでいることから、自国に波及することがないか警戒を強めています。