吉野家HD 中間決算 57億円の赤字 コロナ影響で売り上げ減

吉野家HD 中間決算 57億円の赤字 コロナ影響で売り上げ減
牛丼チェーンの吉野家ホールディングスのことし8月までの半年間の決算は、新型コロナウイルスの影響で外食を控える動きが続き、売り上げが落ち込んでいることから、最終的な損益で57億円の赤字となりました。
吉野家ホールディングスが9日発表した、ことし8月までの中間決算は、売り上げは去年の同じ時期を23%下回る819億円、最終的な損益は57億円の赤字となりました。

緊急事態宣言を受けた店舗の休業や営業時間の短縮が影響しました。

宣言の終了後は、主力の牛丼事業を中心に回復基調にあるものの、売り上げは前の年を下回る状況が続いているということです。

また吉野家は不採算の店舗およそ150店舗の閉店を進めていて、これに伴う費用を損失として計上したことで赤字幅が拡大しました。

河村泰貴社長は「先月、今月とも非常に厳しく、外食に客が戻っていないと感じている。本社のオフィス面積の削減など、できることにスピーディーに取り組みたい」と述べ、コスト削減を進めて収益改善を図る考えを示しました。