オンワードHD 新型コロナ影響で最終損益151億の赤字に

オンワードHD 新型コロナ影響で最終損益151億の赤字に
アパレル大手のオンワードホールディングスのことし8月までの半年間の決算は、新型コロナウイルスの影響で出店するデパートなどが休業したため、売り上げが落ち込み、最終的な損益が151億円の赤字になりました。
発表によりますと、ことし3月から8月までの半年間、売り上げは805億円で去年の同じ時期より32%減少し、最終的な損益が151億円の赤字でした。

新型コロナウイルスの影響で自社ブランドを出店しているデパートなどが、臨時休業したため国内の売り上げが大きく減ったほか、ヨーロッパを中心に海外市場も低迷したため業績が悪化しました。

また、これまで未定としていた来年2月までの1年間の業績予想を今回発表し、売り上げは前の年を24.5%下回る1875億円、最終損益は85億円の赤字と2年連続の赤字を見込んでいます。

オンワードホールディングスの保元道宣社長は記者会見で「この先も新型ウイルスの影響は残るが国内については、マイナスは徐々に縮小し、下期だけをみると黒字になると見込んでいる。不採算の店舗の閉鎖を急ぐとともに、好調なネット通販を強化して業績を回復させていきたい」と述べました。