全仏オープン 車いすの部 女子シングルス決勝は日本勢対決に

全仏オープン 車いすの部 女子シングルス決勝は日本勢対決に
パリで開かれているテニスの四大大会、全仏オープンの車いすの部の女子シングルスで、世界ランキング2位の上地結衣選手と世界10位の大谷桃子選手がそれぞれ準決勝を突破し、決勝で日本勢対決が実現することになりました。
女子シングルスで2年ぶり4回目の優勝を目指す世界2位の上地選手は、8日に行われた準決勝で世界3位のオランダのアニーク・ファン コート選手と対戦し、6-2、6-2のセットカウント2対0のストレートで勝ちました。

また、今大会が先月の全米オープンに続いて2回目の四大大会出場となる世界10位の大谷選手は、全米オープン覇者で世界1位のオランダのディーデ・デ フロート選手を7-5、6-4の2対0のストレートで破りました。

この結果、9日に行われる予定の決勝は、上地選手と大谷選手による日本勢対決が実現することになりました。

一方、男子シングルスの準決勝では、世界1位の国枝慎吾選手が世界4位のベルギーのヨアキム・ジェラール選手に5ー7、6-2、4-6のセットカウント1対2で競り負け、ことしの四大大会で全豪、全米に続く3大会連続制覇はなりませんでした。

決勝を前に両選手が意気込み

車いすテニスの女子シングルスで日本の第一人者、26歳の上地結衣選手に対し、新鋭の25歳、大谷桃子選手は先月の全米オープンで、日本女子で上地選手に次ぐ四大大会出場を果たしたばかりです。

日本勢対決となる決勝に向け、上地選手は「日本選手どうしで決勝を戦える日がこんなに早く来るとは思わなかったので、すごくうれしい。大谷選手にいいショットを打たれないように配球することを注意したい」と話していました。

一方、大谷選手は栃木県出身の25歳で現在は佐賀県を拠点にしています。

高校3年の時、健常者のテニスで全国高校総体に出場した経験を持ち18歳の時、右足がけいれんするようになり、やがて車いすの生活となって20歳から車いすテニスを始めました。

車いすテニスの競技歴は4年余りですが、健常者のテニスで培った技術にこの1年で急成長したチェアワークが加わり、決勝の舞台を射止めました。

大谷選手は「初めての全仏オープンでここまでできると思わなかったのでとても驚いている。全米オープンは1回戦で敗れ、上地選手と国枝慎吾選手が決勝に残っている姿を見て、自分だけ残れなかったのが悔しく、今大会は絶対に勝ち残ると思って臨んだ。決勝で上地選手と当たりたいと思っていた。受け身にならずに自分から攻めていきたい」と話していました。