新型コロナ影響 子どもの生活リズムに乱れ 専門家グループ調査

新型コロナ影響 子どもの生活リズムに乱れ 専門家グループ調査
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新型コロナウイルスが子どもたちに及ぼす影響について、専門家のグループがアンケート調査を行ったところ、眠るのが遅くなったり、不規則になったりした子どもが小学校高学年以上でおよそ35%に上ることが分かりました。
国立成育医療研究センターのグループは、17歳までの子どもや保護者を対象に新型コロナウイルスの影響について、インターネットでアンケート調査を行っていて、先月1日から22日までの間に4500人余りが回答しました。

このうち、就寝する時間が新型コロナウイルスの前と後で変わったかを尋ねたところ、前より1時間以上遅くなったり不規則になったりしたと回答したのは3歳から小学校低学年までの子どもでは17%、小学校高学年以上の子どもでは36%に上りました。

眠りの質についての質問では子どもたちの42%が「寝起きが悪い」と答えました。

また「学校に行きたくないことがあるか」という質問に対しては、「いつも」か「たいてい」と回答した子どもが合わせて13%、「ときどき」が20%で、3人に1人が感じたことがあるという結果になりました。

調査を行った半谷まゆみ医師は「学校が始まって起きる時間は戻っても就寝時間は戻っていないことが分かった。生活のリズムが乱れるとストレスにもつながるので、ゲームやスマホは時間を決めるなどルールを決めることが大切だ」と話していました。