WTO新事務局長 候補者は「韓国」と「ナイジェリア」の2人に

WTO新事務局長 候補者は「韓国」と「ナイジェリア」の2人に
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貿易紛争の解決などにあたるWTO=世界貿易機関の新しい事務局長の候補者は韓国の通商交渉本部長とナイジェリアの元財務相の2人に絞り込まれ、来月上旬までの選出を目指し、選考手続きは大詰めを迎えています。
スイスのジュネーブに本部を置くWTOは、前の事務局長が任期途中で退任したことを受けて加盟国の協議によって新しいトップの選考を進めています。

8日に開かれた会合では残っていた5人の候補者から、韓国の産業通商資源省のユ・ミョンヒ(兪明希)通商交渉本部長とナイジェリアのンゴジ・オコンジョイウェアラ元財務相の2人の女性に絞り込むことが報告されました。

次のトップが初めて女性になることが固まり、WTOは「歴史的な前例になる」としています。

WTOは今後も協議を進めて来月上旬までに新しい事務局長を選ぶ方針で、選考手続きは大詰めを迎えています。

日本を含む164の国と地域が加盟するWTOは自由貿易を円滑に進める役割を担っていますが、アメリカと中国をはじめとする貿易の対立が激しくなる中、十分に課題に対応できていないとの指摘もあり改革が迫られています。

それだけに、立場が異なる加盟国をとりまとめる強力なリーダーシップを発揮できるトップを選べるかが焦点になります。

韓国外務省「国を挙げて各国に支持を呼びかけた成果」

これについて韓国外務省は8日夜、ムン・ジェイン(文在寅)大統領をはじめ、国を挙げてユ・ミョンヒ通商交渉本部長の支持を各国に呼びかけた成果だとするコメントを発表しました。

コメントでは「ユ本部長にとって不利だという見方もあったが、通商分野の専門性と政治的力量などが高い評価を受けてWTO加盟国の支持を得た」としたうえで、今後も韓国政府として支援を続けるとしています。