大阪府 多人数宴会など自粛要請を9日解除 3密回避は呼びかけ

大阪府 多人数宴会など自粛要請を9日解除 3密回避は呼びかけ
大阪府は新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、府民に呼びかけていた多人数での飲み会や宴会の自粛要請を、9日いっぱいで解除することを決めました。一方、対策は必要だとして、10日からは「3密」で唾液が飛び交う環境を避けるよう呼びかけることにしています。
大阪府庁で開かれた会議では、担当者が府内での感染の広がりは一定程度収まりつつあることを報告しました。

これを受けて、先月1日から呼びかけてきた、多人数での唾液が飛び交うような飲み会や宴会の自粛要請について、9日いっぱいで解除することを決めました。

一方で、感染状況には下げ止まりの傾向もあるため、引き続き対策が必要だとして、10日から来月15日にかけては、いわゆる「3密」で唾液が飛び交う環境を避けるよう要請することを決めました。

このほか、検査体制強化のため、地域のかかりつけ医にも検体の採取などに協力してもらえるかどうか意向調査を始めたことが報告されました。

会議のあと、吉村知事は記者団に対し「感染状況は落ち着いており、経済を回すことも重要だ。一方で、唾液が飛ぶような環境はリスクが高いので、引き続き注意してほしい」と述べました。

また、今後、感染の再拡大などで保健所が繁忙になった場合の対応について、吉村知事は、業務量が減った民間企業の社員に期間限定で働いてもらえないか検討したいという考えを示しました。