Go Toイート 少額利用抑制の対応を 農水省 飲食店に求める

Go Toイート 少額利用抑制の対応を 農水省 飲食店に求める
外食の需要を喚起する「Go Toイート」のうち、予約サイトを通じて食事をするとポイントが付与される事業で、農林水産省は、付与されるポイントを下回る少額での利用を抑制するため、飲食店に一定の金額要件を設けるなどの対応をとるよう予約サイトの事業者を通じて求めることになりました。
今月始まった「Go Toイート」のうち、指定されたサイトを通じて予約した店で食事をするとポイントが付与される事業では、利用金額にかかわらず1人当たり昼食は500円分、夕食は1000円分のポイントが付与されます。

しかし、安いメニューだけで食事を済ませ、ポイントとの差額分をためていく利用法がネット上で“錬金術”などと話題になり、居酒屋チェーンの「鳥貴族」がポイントの付与をコースの予約に限定する対応を余儀なくされました。

農林水産省は8日午後、こうした少額利用を抑制するため、飲食店に対し、ポイントを付与する条件として、一定の金額要件を設けたりコースの予約だけに限定したりするなどの対応をとるよう予約サイトの事業者を通じて求めることを明らかにしました。

今後、こうした対応をとった店で少額利用をした場合、ポイントは付与されないことになります。

農林水産省で「Go Toイート」を担当する須永新平準備室長は「安価な利用はありえると考えてはいたが、直ちにこうした事態になることは本来、意図したものではない。ポイント付与がなければありえない、極端に安価な利用が広がる懸念があり、対応をとった」と述べました。