Go Toイート「利用金額 付与ポイント未満は付与せず」官房長官

Go Toイート「利用金額 付与ポイント未満は付与せず」官房長官
今月から始まった「Go Toイート」をめぐり、加藤官房長官は利用金額が付与されるポイント未満の場合、ポイントを付与しない方向で検討していることを明らかにしました。
外食需要を喚起して飲食店などを支援する「Go Toイート」のうち、オンライン予約によるポイント付与では、利用金額にかかわらず、1人当たり昼食は500円分、夕食は1000円分のポイントが後日付与されます。

これに対し、SNS上では食事代を抑えて、受け取るポイントとの差額分をためるといった利用方法が話題となっていて、「錬金術」などと紹介されています。

加藤官房長官は午前の記者会見で「昼食500円、夕食1000円未満の金額で飲食した場合に、ポイントを付与しない方向で対応策を検討していると聞いている。今まさにそうした方向で農林水産省が検討しているということだ」と述べ、利用金額が付与されるポイント未満の場合、ポイントを付与しない方向で検討していることを明らかにしました。

ポイントの仕組み

今回、問題になっているのは「Go Toイート」のうち、指定されたサイトで飲食店を予約してから、食事をするとポイントが付与される事業です。

予約した店で食事をすると、翌日から1か月ほどあとに、1人当たり昼食なら500円分、夕食なら1000円分のポイントが付与され、次回以降の予約などに使うことができます。

ポイントは来年1月末まで、または、全国で付与されたポイントの総額が国の事業費の上限に達するまで、繰り返し何度でも受けることができます。

この仕組みのいわば“穴”をつく形で、安いメニューだけで食事を済ませ、支払額を上回るポイントを受け取ろうという利用者が出てきたため、農林水産省が対応を検討していました。