トランプ大統領 退院後初めて執務室に入り仕事再開をアピール

トランプ大統領 退院後初めて執務室に入り仕事再開をアピール
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新型コロナウイルスに感染したトランプ大統領の主治医は7日、大統領に発熱はなく、症状も出ていないとした上で、「5日に採取した血液から抗体が検出された」として免疫ができつつあることを示唆し、順調に回復していると強調しました。トランプ大統領は退院後初めて執務室に入り仕事の再開をアピールしています。
新型コロナウイルスに感染したトランプ大統領の主治医は7日、大統領の体調について発表しました。
この中で主治医は、「大統領はけさ、『すばらしく調子がよい』と話していた。血中の酸素濃度や呼吸回数などは正常の範囲内で、4日以上、発熱はなく、24時間以上、症状も出ていない」としています。

その上で、「今月1日に採取したトランプ大統領の血液からは、新型コロナウイルスの抗体が検出されなかったが、5日に採取した血液からは抗体が検出された」として、体内で免疫ができつつあることを示唆し、順調に回復していると強調しました。
ホワイトハウスの報道官はトランプ大統領がこの日、退院後初めて執務室に入ったことを明らかにしました。

さらに、トランプ大統領はツイッターに、「ハリケーンの状況について報告を受けた。テキサス州やルイジアナ州の知事とも話をした」などと投稿し、仕事の再開をアピールしています。

ただ、隔離生活を送っているとみられるホワイトハウス内の住居部分から執務室に出てきたことで、地元メディアは、ホワイトハウスのスタッフをさらに危険にさらす行為だとして批判しています。

トランプ大統領 「薬のおかげで信じられないほど体調よくなった]

トランプ大統領は、現地時間の7日夕方、日本時間の8日午前7時前、ツイッターにビデオメッセージを投稿し、退院した5日以来、初めて姿を見せました。

この中でトランプ大統領は、冒頭、「みなさんのお気に入りの大統領です」と述べた上で、「薬のおかげで信じられないほど体調がよくなった。私は大統領が受けられる治療を国民全員が受けられるようにしたい」と述べ、薬の効果を強調しました。

抗体は大統領に投与された薬によるもの 複数の専門家

トランプ大統領の主治医が大統領の血液から新型コロナウイルスの抗体が検出されたと発表したことについて、複数の専門家からは、検出された抗体は大統領に投与された抗体医薬によるものではないかという指摘が出ています。

抗体医薬は、人工的に作りだした抗体を薬として患者に投与するものです。

大統領に投与された薬を開発しているアメリカのリジェネロン社はNHKの取材に対し、「抗体が体内で作られたものか、薬によるものかは区別が難しい」としながらも、「大統領に投与された薬の量や、検査が行われた時期を考慮すると、抗体医薬に含まれる抗体が検出された可能性が高い」としています。