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「無印良品」良品計画 最終損益169億円の赤字 新型コロナ影響

大手雑貨チェーンの「無印良品」を展開する良品計画は、新型コロナウイルスの影響で店舗の休業が続いたことなどから、ことし3月から8月の半年間の決算で、最終的な損益が169億円の赤字となりました。
良品計画によりますと、ことし3月から8月までの半年間の売り上げは1793億円で、去年の同じ時期より17.1%減りました。

新型コロナウイルスの感染拡大で国内外の多くの店舗が一時、休業したことが響きました。

営業を再開し、6月以降売り上げは回復基調にありますが、本業のもうけを示す営業利益は去年の同じ時期より95%余り少ない8億7200万円にとどまりました。

さらに、新型コロナウイルスの影響で収益が落ち込んだ店舗の資産価値が減り損失として処理しなければならなくなったため、最終損益は169億円の赤字となりました。
松崎曉社長は、記者会見で「景気の回復が進まない中、雑貨や衣服をより安い価格で提供できるよう取り組みたい。消費者の生活圏に近い路面店の出店を積極的に進めたい」と述べ、都心中心の出店を見直していく考えを示しました。

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