ロシア 極超音速ミサイルの発射実験に成功と発表

ロシア 極超音速ミサイルの発射実験に成功と発表
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ロシア国防省は、音速の8倍以上の速さで飛行する極超音速ミサイルの発射実験に成功したと発表し、世界規模のミサイル防衛網を構築するアメリカをけん制するねらいがあると見られます。
ロシア国防省は、海上発射型の極超音速ミサイル「ツィルコン」を、ロシア北西部の洋上から450キロ離れたバレンツ海の標的に向けて発射する映像を7日公開しました。

ミサイルは、ロシア海軍の艦艇から上空に発射されたあと巨大な炎を吹き上げて進路を変え、一瞬で見えなくなりました。

このあと、ロシア軍のゲラシモフ参謀総長はプーチン大統領とテレビ会議を行い、「ツィルコン」が高度28キロを最高で音速の8倍に当たるマッハ8以上の速さで飛行し、4分30秒後に、450キロ離れた洋上の標的を破壊したと報告しました。

これに対してプーチン大統領は「ロシア軍のみならず国全体にとっての偉業だ」と実験の成功をたたえました。

音速をはるかに超える速さで飛行するミサイルなどは「極超音速兵器」と呼ばれ、近年、ロシアのほかアメリカや中国でも開発が進んでいます。

「極超音速兵器」は既存のミサイル防衛システムでは迎撃が困難とされていることからロシアとしては、世界規模のミサイル防衛網を構築するアメリカをけん制するねらいがあると見られます。